目安時間:約
4分
災害が発生すると、ほとんどの場合、火災もセットで発生してしまいます。
そのため防災訓練では、身近にある消火器の使い方について実演することもあります。
大企業や官庁などではだれかが代表で消火器を使う練習をさせてもらえたりします。
ちょっと恥ずかしいかも知れませんが実際にやってみることをオススメします。
まずは動画で確認してみましょう。
[youtube width="500" height="400"]https://youtu.be/7rzJ9RCNZIY[/youtube]
ポイントは?
動画にて説明しましたが、文字にすると以下のようになります。
大声で叫ぶ
火事だぁ~! 火事だぁ~!と大声で叫び、周りの人に知らせ、逃げ遅れる人がいないようにする。※叫ぶところがちょっと恥ずかしいですが、普段からやっておかないと、本当の火事でも腰が抜けてしまいますので、訓練とはいえバッチリ大声で叫んでください。
消火器を火元まで運ぶ
初期消火のための大事な消火器ですので、丁寧に扱って中身を放射させないように運びます。7~8mくらいまで近づく
消火に安全な距離まで近づきます。屋内の場合は、すぐに避難できるように、脱出経路を確保して近づく。
屋外の場合は、煙を吸い込まないように、風上から近づく。
放射準備
放射場所についたら、①消火器を床・地面に置いて、
②安全ピンを外し、
③ホースの先端をしっかり持ち、
④火に向けます。
※ホースの先端を持たないと、消火剤を放射した際にホースが暴れてしまって火元を狙えなくなります。
ほうきではくように放射
火の根本を狙って、ほうきではくように放射します。
もし、火の根本が分からない場合は、手前からほうきではくように火の根本を探して接近します。
屋内の場合は、すぐに避難できるように、脱出経路を確保して近づく。
屋外の場合は、煙を吸い込まないように、風上から近づく。
放射時間は短い
被害を最小限に抑えるためにはわずかな消火剤も無駄にしないことです。消火剤は短いものだと15秒で使い果たしてしまいます。
消火器によって違いますので、消火器の表示を確認してみましょう。
逃げる
消火を試みたが火の勢いが弱まらない場合は逃げます。目安として、炎が自分と同じくらいの高さになった場合、または、天井まで火が燃え移った場合、です。
もうこうなってはとりあえずは逃げるしかないです。
煙を吸い込まずに脱出してください。
まとめ
過去に自分で消火器を使った時のことを思い出しながら書いてみました。頭で理解したということと、模擬とはいえ実際に消火してみたというのはだいぶ違いますので、消火訓練で消火器を使える機会があれば、ぜひ体験してみることをオススメします。