ベランダでの喫煙はやはり迷惑だった!!

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ベランダでタバコを吸うくらいなら大丈夫と考えがちですが、実は訴えられたリ、ましてや喘息の方を苦しめてしまう可能性があるのです。 例えば、最近マンションのベランダでの喫煙についても被害者の会が結成されたという記事を読むと、軽く考えるわけにはいかないのです。

いわゆる「ホタル族」らがマンションのベランダなどで吸うたばこの煙が近隣住宅へ流れる受動喫煙に対し、被害者団体が結成され、日本弁護士連合会に人権救済申し立てを行うことが14日、分かった。 火災も増えているとみられ、飲食店や公共施設での受動喫煙規制の議論が高まる中、喫煙者への風当たりはさらに厳しくなる。 参考:産経ニュース

この記事を読んでみて、さすがにやり過ぎでは??と疑問に思いましたので、 ベランダでの喫煙について苦情や訴訟について調べてみました。

ベランダ喫煙による苦情の内容

よく見かける苦情としては、「洗濯物にタバコの臭いが付く」「煙が臭くて窓を開けられない」等が多いです。 これだけなら人の生き死にには全く関係ないのですが、喘息の方にとっては非常に深刻な話になります。 もし、喘息を患う方にタバコの煙を吸わせると、気道過敏性(刺激に対して気道を収縮させる性質)を悪化させてしまいます。 喫煙者がベランダでタバコを吸っていて、その煙が原因で喘息の方が死んでしまった場合はどうなるのでしょう? 考えるだけで恐ろしいです。 死人が出るかもしれないベランダ喫煙ですが法律的にはどうなっているのでしょう?

ベランダ喫煙は違法か?

さて、ベランダでの喫煙が違法かどうかについて、 平成29年現在はそのような法律は存在しません。 もし喫煙によりもめごとが起きてしまえば、『受忍限度(社会一般的に我慢できる限度のこと)』の問題になります。 そして、喫煙という行為が隣人の我慢の限度を超える場合には、 不法行為ということになります。

ベランダ喫煙についての裁判事例

実際に、平成24年に名古屋地裁での判決では喫煙による不法行為があったとの判決が出ています。

裁判例には、マンションの真下の部屋に住む被告がベランダで喫煙を継続したことにより、 上階の住人である原告の居室のベランダや室内にたばこの煙が流れ込み、 それが原因で体調が悪化したため、 被告に対して損害賠償を求めたという事案において、 「マンションの専有部分及びこれに接続する専用使用部分における喫煙であっても、 マンションの他の居住者に与える不利益の程度によっては、 制限すべき場合があり得るのであって、 他の居住者に著しい不利益を与えていることを知りながら、 喫煙を継続し、何らこれを防止する措置をとらない場合には、 喫煙が不法行為を構成することがあり得ると言える」としたうえで、 原告の室内に入るたばこの煙の多さや、 原告が被告に対して繰り返し喫煙をやめるように求めていたこと等を理由に、 不法行為の成立を認めたものがあります(名古屋地裁平成24年12月13日判決)。 参考:国民生活センター

このように深刻にとらえる人(極端に煙を嫌う方や喘息の方)は訴訟まで起こしてしまいます。 無用なもめごとを起こさないためにも、タバコは止める方がいいと思います。

昔ほど寛容ではなくなった

実は30年ほど前にはバスでもタバコは吸えました。 あの頃のバスには前席の背もたれやひじ掛けに灰皿が付いていました。 歩きタバコOK、バスでのタバコOK、会社の事務所でも分煙されていないのが普通でした。 このように、昔はタバコに対して寛容だったのですが、 最近ではタバコに関する規制がどんどん厳しくなってきています。 ちなみにタバコの規制についてちょっと調べてみただけで、これだけありました。 タバコの宣伝を中止(1998年) ANA・JAL全便を機内禁煙化(1999年) 公共の場における禁煙化が徐々に進行(2003年) たばこパッケージ表面に対する健康警告表示開始(2005年) JR各社・関東私鉄、大幅な列車内禁煙化(2003年) ・ ・ ・ どんどん厳しく規制されてきていますね。

まとめ

ベランダでタバコを吸っただけで訴えられたリ、 ましてや喘息の方を苦しめてまで喫煙するというのはあまりにもリスクが大きいと思われます。 しかも世間がタバコに対してどんどん厳しくなってきているので、 喫煙者は喫煙をやめるあるいは本数を減らしていくことが望ましいです。 損をするのは喫煙者本人とその周りにいる人たちです。 昔なら自宅や外で吸うという選択肢もありましたが、 これらの場所も徐々に規制がかかってきており、 もはや喫煙者にとっての安らぎの場所が減ってきています。 非喫煙者の私としては、分煙さえしてくれれば喫煙していただいて結構という意見ですが、 世の中の風潮が分煙だけでは許さないようです。 なので、喫煙者の方は諦めてタバコをやめることを検討してはいかがでしょうか?

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カテゴリ:禁煙 

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