正月飾りの由来
そもそもなぜ正月に門松、しめ飾りや鏡餅を飾ったりするのかというと、歳神様を歓迎するためなのです。
門松は神さまが降りてくる目印であり、しめ飾りは清浄な場所であって、不浄を絶つという意味も示すのです。
松飾りを飾る日
門松その他の松飾りは、もともとは12月13日の正月事始めに行っていましたが、最近は27、28日頃に飾るようになっています。
さてここで注意があって、松飾りの飾ってはならない日というのがあって、それは29日と31日です。
理由はそれぞれ、29日は「苦立て」で、31日は正月直前日に飾るのは誠意に欠ける、ということです。
なので、飾り付けは余裕を持って27日にやる方がいいでしょう。
松飾りの飾り方
門松をちゃんと正式に飾る方法は、三本の竹を中心に松と梅の枝を組み合わせて下をむしろで包んで、輪飾りをかけます。
濃い緑の松と竹がめでたい印とされています。
ただし、一般の家庭では簡略化されていて、一組の松を門や玄関の両側に飾り、輪飾りをかける略式門松だったりします。
マンション、アパートの一枚ドアには、小住宅用の簡略なしめ飾りや小さな松をあしらった輪飾りの場合もあります。
松飾りの処分の仕方
神社や自治体等での、どんど焼(左義長)で炊き上げしてもらってください。
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正月になると普段とは違った豪華な料理が出て、食べる機会が多くなります。ついでに熱燗とか甘酒とか、しかもこたつで横になりながらテレビを観たりして実は胃も疲れてくるのです。
胃袋を休ませる意味も混めて正月七日には七草粥を食べるのです。基本的にはお粥に草が入って入るので胃には優しそうなのは想像できますが、実は無病息災祈願するという意味も込められています。
さて、そもそも七草粥の由来とは六日年越・七日正月という中国の風習が起源で、日本には平安時代の中期頃に伝わり、「七種類の菜を暖かい汁物にして食べることで邪気を追い払う」という習慣になったそうです。体が弱っているときにはお粥を食べたりしますが、同じような発想です。体や胃が疲れているなら休ませてあげましょう
正式な七草とは、①セリ、②ナズナ(ペンペン草)、③ゴギョウ、④ハコベラ、⑤ホトケノザ(仏の座)、⑥スズナ(カブ)、⑦スズシロ(大根)とされておりますが、汁物の材料としては実はこれ以外でもいいのです。
例えばネギ、ほうれん草、みつばなど、冷蔵庫の中に余っている食材を使えばよろしいです。
ついでに作り方は、余ったご飯を使う方がエコなのでオススメします。
①ご飯に2〜3倍の水を入れて煮込む
②刻んだ七草を投入する
③塩などで味を整えて完成
このような感じで体に優しいお粥をいただいて下さい。